よくあるご質問

よくあるご質問

  1. Q1

    磨き棒鋼とはどの様な製品ですか?

    A1

    鉄鋼メーカーで熱間圧延される棒鋼・線材は一般的には「黒皮材」と呼ばれ、表面にスケールが残存します。又寸法精度(公差・真円度)や直進度にも限界があります。よってお客様の使用方法によってはそれらの問題を改善する必要が有り、熱間圧延材を2次加工を行う事で、スケールの無い光沢のある表面肌を持ち、より精密な寸法精度や真直度を高めた棒鋼が製造されます。これを総称して「磨棒鋼」と呼びます。

  2. Q2

    磨き棒鋼にはどの様な種類があるのですか?

    A2

    加工方法により、「冷間引抜磨き棒鋼(記号:D)」「切削(ピーリング)磨き棒鋼(記号:T)」「研削磨き棒鋼(記号:G)」の3種類に分類されます。その中でも「冷間引抜磨き棒鋼(Cold Drawn Steel Bars)」が一般的で、90%以上この方法が使用されます。

  3. Q3

    山陽金属鋼業で製造される磨き棒鋼の種類はなんですか?

    A3

    当社は冷間引抜磨き棒鋼の専門メーカーです。尚、ご仕様によっては、ピーリング~冷間引抜・冷間引抜~研削の複合加工の磨き棒鋼に関しても外注メーカー殿との連携でご対応させて頂きますので、ご相談下さい。

  4. Q4

    冷間引抜磨き棒鋼の特徴はなんですか?

    A4

    棒鋼(線材)をショットブラストで表面スケールを除去した後、金型(ダイス)に通し必要な形状に引抜ます。特徴としては、
    1、金型形状により、複雑な形状に加工出来ます。
    2、切削・研削に対し量産性・歩留りが良く、コスト的に優位です。
    3、塑性加工の為、バラつきも少なく良好な形状が得られます。
    4、冷間引抜での加工硬化により強度が向上します。

  5. Q5

    ドローベンチとは、どの様な設備ですか?

    A5

    棒鋼を間欠的に引抜き、磨き棒鋼を製造する設備です。尚この設備を使用する工法をBar to Barと呼びます。

  6. Q6

    コンバインドマシンとは、どの様な設備ですか?

    A6

    線材を連続的に引抜き、磨き棒鋼を製造する設備で、連続抽伸機とも言います。尚この設備を使用する工法をCoil to Barと呼びます。

  7. Q7

    山陽金属鋼業の扱い鋼種・製造可能範囲はどの様になっていますか?

    A7

    当ホームページの「製品案内」をご参照下さい。それ以外に関しては、お問い合わせ下さい。

  8. Q8

    受注ロットは、いくらからになりますか?

    A8

    鋼材の手配ロットが2トン単位になりますが、連続してご注文頂ける場合は、ご相談に応じさせて頂きます。

  9. Q9

    JIS G3108「みがき棒鋼用一般鋼材」にSGD3の記載がありますが、図面表記にSGD3-D9とあります。この「D9」は何を意味しているのでしょうか?

    A9

    「D」は冷間引抜の記号です。「9」は寸法許容差「IT9」の記号です。寸法許容差の内容は、JIS 3123「みがき棒鋼」をご覧下さい。尚、冷間引抜における寸法許容差は「IT9」になります。

  10. Q10

    冷間引抜磨き棒鋼を製造される際の熱処理は、どの様な場合に行われるのでしょうか?

    A10

    大型や異型品の場合は冷間引抜の前に熱処理を弊社で行います。熱処理の種類は鋼種・形状により最適な熱処理方法を採用します。一般的には冷間引抜性を向上させる為の球状化焼鈍(Spheroidizing Annealing)や、内部応力を除去する為の低温焼鈍(Low Annealing)等を行っております。

  11. Q11

    調質とはどういう意味ですか?

    A11

    焼入れ(Quenching)の後、焼戻し(Tenparing)を行う熱処理方法で、略語で「QT」と表記されます。焼入れでマルテンサイト組織にし硬度(強度)を上げ、焼き戻しでソルバイト組織もしくはトルースタイト組織にし靭性を高めます。

  12. Q12

    調質鋼・非調質鋼の違いはなんですか?

    A12

    調質鋼は上記の焼き入れ・焼き戻しの熱処理を行った鋼材です。一方非調質鋼は成分にバナジウムなどの合金元素を添加させ、又熱間圧延で制御冷却を行い微細な組織を生成させ、調質鋼と同等の機械的性質を付与させた鋼材です。但し靭性の点においては調質鋼に対し、若干劣ります。

  13. Q13

    脱炭とはどういう意味ですか?

    A13

    鋼材を高温に加熱すると、鋼材表面の炭素が大気中の酸素と結合して抜け出す現象です。鋼材の表面層の炭素量が低くなり、鋼の強さ、硬さが低くなります。又次工程で高周波焼入れを行われる際に焼入れ性が低下します。尚、日本の特殊鋼メーカー様の操業技術は素晴らしく、素材脱炭はほぼ有りません。又弊社の熱処理におきましては窒素雰囲気で加熱を行い脱炭を防止しております。

  14. Q14

    脱炭「0」保証は出来ますか?

    A14

    素材切削(ピーリング)にて脱炭層を完全に除去してからショットブラスト~冷間引抜を行う事で、脱炭「0」保証を行っております。必要な場合はご相談下さい。

  15. Q15

    減面率とはどういう意味ですか?

    A15

    減面率は冷間引抜における断面積の減少率のことです。引抜前の断面積と引抜後の断面積の減少率を%で表します。当社の製品の平均的減面率は12~15%です。(丸棒の場合)。尚、減面率を上げると加工硬化で強度(硬度)が高まり、正の相関関係にあります。

  16. Q16

    冷間引抜磨き棒鋼の面粗度はどの程度でしょうか?

    A16

    鋼種・径・減面率で変わりますが、一般的にはRaで0.4~0.9程度になります。尚、更に面粗度を向上させる必要のある場合は追加工も可能ですので、お問い合わせください。

  17. Q17

    冷間引抜における残留応力をどの様に制御されているのでしょうか?

    A17

    冷間引抜及び矯正工程は塑性加工であり、内部に応力が残存します。これを残留応力と言います。弊社ではお客様の使われ方により、この残留応力を製造条件で制御し、検査で管理を行うノウハウを有しております。

  18. Q18

    表面キズは、どの様に保証されていますか?

    A18

    弊社では回転式渦流探傷(Rotating Eddy Current)設備を両工場に有しており、お客様のご要望に基づき、本検査設備で表面キズの検査を行っております。

  19. Q19

    表面キズの保証は、キズ深さ何ミリまで可能ですか?

    A19

    お客様のご要望で渦流探傷試験のしきい値を決定しますが、最小深さで0.1mmまでの保証を行っております。

  20. Q20

    異型材は、どの様な形状も生産できますか?

    A20

    複雑な形状は、熱処理と引抜を複数回行い形状を作り込みますので、お問い合わせ下さい。